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Sound Garden

エンカウンター・アート賞

「出会い」を意味し、作品を通じて作家と見る者がつながる賞

Sound Garden

西村吉弘

私は今春通信制の芸術系大学院を修了した社会人です。修了研究では詩を現代美術の絵画に変換する試みをしました。この絵は、思春期に好きだったバンドSound Gardenの曲が一時期頭から離れなかった時期に、彼らの曲を絵画にしようと思いました。

この絵は一切Paintingをしていません。彼らの歌詞を書道筆を用いて平仮名で書き、それを擦るというサイクルを何度も何度も繰り返すことで独特なタッチと色合いが表出します。この手法を使って、グランジロックならではの静寂と騒音の切り替えで世情のリアルに迫る緊張感を表現できたらと思います。

私は夢破れつつ生命にもがく中年の社会人です。私と同じように、かつて夢を見て、世の中に揉まれ、必死に生き残ってはいるが、何か空虚と感じている様な人に届いたら、と思っています。

書斎や寝室など、一人になり内省する様な場所で

作家名西村吉弘
価格(税込)200,000円
使用画材アクリル
描画用具書道筆
サイズ(幅×高さ)116.7cm × 91.0cm
支持体キャンバス