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赤い花

ハーモニー・アート賞

作家の想いと共感する人々が調和する作品に贈られる賞

赤い花

荒井麻美

雑草の茂る中に彼岸花がひっそりと咲いていた。その鮮やかな赤は周囲の緑に埋もれることなく、むしろ際立ち、一層その美しさを引き立てていた様子を表現しました。

彼岸花は、亡くなった人を偲び、別れを連想させる花とされることが多い。しかし、その燃えるような赤や凛とした佇まいには、ただ儚さだけではなく、強く心を惹きつける美しさがある。静かに揺れるその姿は、まるで記憶の中で輝き続ける想いのように、見る者の胸に深く刻まれます。

彼岸花の赤は、別れの悲しみを映す色でありながらも、そっと寄り添うような温かさを持っています。深い喪失感を抱えた人の心に静かに寄り添うような、そんな一枚の絵になれば良いです。悲しみの中にも、どこか安らぎや希望を感じられるような光がさすように、そんな一枚になれば良いと思いっています。

静かな森や海辺のカフェやギャラリーに飾って欲しいです。また、お寺や神社など静寂に包まれて心が整う場所が良いと感じています。

作家名荒井麻美
価格(税込)10,000円
使用画材アクリル
描画用具
サイズ(幅×高さ)29.7cm×21cm
支持体画用紙