MENU

兎耳型土器

インパクト・アート賞

見た者の感情を「動かす」、衝撃・感動・共鳴を生むアートに贈る賞

兎耳型土器

野口翔伍

私は、人口の七割が兎人の国「スタイリッシュラビット帝国」の存在を聞きつけ、ぴょんぴょん大陸へ向かった。そこで古代兎人の遺した土器と出会った。某国では、兎傑帝の権威を示す聖遺物として崇められている。

上部四箇所にある、うさ耳形状の大ぶりな把手が特徴的な土器。隣国である日本の縄文土器と幾つもの類似点が見られることから、何らかの交流があったと考えられるが、未だ学術的に確たる証拠は見つかっていない。

日本人にこそ届けたい。兎人土器は崇拝対象と考えられるが、一方で日本では日常的に祈る文化が曖昧だ。この状況下で、日本の精神文化はどこにあるのか、ひとつの社会モデルを提示することで、考察の余地を与える。

本物の土器を置くことができない、骨董品の設置スペースから逸脱した空間。作品サイズが小さく、表面の保護処理もしっかり行っているため、どこにでも飾ることができる。ワンルームの壁でも十分に存在感を発揮する。

作家名野口翔伍
価格(税込)15,000円
使用画材木炭
描画用具木炭
サイズ(幅×高さ)18.0×14.0
支持体木炭紙 パネル