花と少女。

「出会い」を意味し、作品を通じて作家と見る者がつながる賞

花と少女。

HaTa（ハタ）

気持ちの浮き沈みが激しきなっていた時、ひたすら円を描いて落ち着かせていました。そんな時、高校の数学の授業で言われた「線は無数の点の集まり」という言葉を思い出し描き始めました。表情のない少女を描くことでミステリアスな雰囲気を演出しています。

自分の直観で思うままに手を動かして描いたこの作品は私自身も完成するまで全体のイメージは湧きませんでした。描く時の感情によってコンパスを使ったような綺麗な円もあれば歪んだ円もある毎日描き続けたこの絵は「私の心」を表したものです。

毎日必死に生きている人へ、自分の体調だけではなく「心」も労わって欲しいと伝えたい。 気付かないうちに傷ついたり、笑えなくなっていたりしている人もいるかもしれない。「自分と向き合う時間」を大事にしてほしい。

一息ついて座れるリビング。心身ともに自分のことを考えてあげられる空間にあってほしい。